PROCESS · 製法 · 6/6 仕上げる
加水・ろ過・瓶詰め
Reduction, Filtration and Bottling / かすい・ろか・びんづめ / 読了 1分
製法の全体の流れ(6段階)のうち、6「仕上げる」にあたる工程です。
全体の流れで見るIn a word — ひとことで言うと
熟成を終えた原酒に水を加えて度数を整え、ろ過して瓶に詰める仕上げの工程です。多くの産地で、瓶詰めの度数は40%以上と決められています。
Quick 3 — 3秒でわかる
- 水で度数を整える
- 冷やしてろ過も
- 40%以上で瓶詰め
Body — くわしく
何をする工程?
最後の工程は、原酒を商品として仕上げることです。主に、加水、ろ過、瓶詰めの3つの作業があります。
加水
樽から出したばかりの原酒は、約60%前後と度数が高めのことが多いとされます。ここに水を加えて、瓶詰めの度数に整えます。
瓶詰めの度数は、多くの産地で40%以上と決められています。スコッチ、アイリッシュ、アメリカ、カナダ、日本の表示基準が、どれも40%以上です。スコッチでは、加えてよいものは水と、色を整えるカラメルだけです。
水を加えずに樽出しの度数のまま詰めたものは、「カスクストレングス」と呼ばれます。
ろ過
ウイスキーは、冷やしたり水や氷を加えたりすると、白く濁ることがあります。これを防ぐために行うのが「冷却ろ過(チルフィルタリング)」です。
原酒を低い温度に冷やし、細かいフィルターに通します。冷やす温度は資料によって違い、氷点下まで冷やす例もあるとされます。冷えて固まった脂肪酸やたんぱく質、エステルなどの成分を取り除きます。
度数が約46%以上なら、濁りは出にくいとされます。また、冷却ろ過で香りの成分まで減るという考え方もあります。そのため、冷却ろ過をしないことをラベルで示す銘柄もあります。ただし表示は義務ではありません。
瓶詰め
度数を整え、ろ過した原酒を瓶に詰めて、ラベルを貼ります。日本の表示基準では、ジャパニーズウイスキーは日本国内で瓶詰めすることが条件です。
Data — 基本データ
- 瓶詰めの度数
- 40%以上(スコッチ、アイリッシュ、アメリカ、カナダ、日本の表示基準)
- 加えてよいもの(スコッチ)
- 水と、色を整えるカラメルだけ
- 冷却ろ過の温度
- 低温に冷やして行う(温度は資料により異なり、氷点下まで冷やす例もある)
FAQ — よくある質問
加水・ろ過・瓶詰めのよくある質問
なぜ水を加えるの?
樽から出したばかりの原酒は、約60%前後と度数が高いことが多いためです。水を加えて、瓶詰めの度数に整えます。
冷却ろ過をしないウイスキーもある?
あります。冷却ろ過をしないことをラベルで示す銘柄もあります。度数が約46%以上なら、冷やしても濁りは出にくいとされます。表示は義務ではないので、書いていないから冷却ろ過したとは限りません。
水を加えないものは?
樽出しの度数のまま瓶詰めしたものは「カスクストレングス」と呼ばれます。
Quiz — 理解度チェック
1 / 1冷却ろ過の目的は?
全問正解で「加水・ろ過・瓶詰め マスター」のバッジ(シェア画像つき)