PROCESS · 製法 · 1/6 麦を準備する
原料(大麦・トウモロコシ・ライ麦など)
Raw Materials / げんりょう / 読了 1分
製法の全体の流れ(6段階)のうち、1「麦を準備する」にあたる工程です。
全体の流れで見るIn a word — ひとことで言うと
ウイスキーは、穀物と水と酵母から造られます。どの穀物をどれだけ使うかは産地のルールで決まり、ウイスキーの種類を分ける大きな手がかりになります。
Quick 3 — 3秒でわかる
- 穀物と水と酵母
- 大麦麦芽が基本
- 配合で種類が決まる
Body — くわしく
何をする工程?
ウイスキーづくりは、原料を選ぶところから始まります。基本の原料は、穀物と水と酵母です。穀物のデンプンを糖に変え、酵母でアルコールにします。
どの穀物を使うかで、ウイスキーの種類が分かれます。大麦麦芽だけで造るものが「モルトウイスキー」です。トウモロコシや小麦なども使うものは「グレーンウイスキー」と呼ばれます。
主な穀物
- 大麦:芽を出させた「麦芽」にして使うのが基本です。麦芽には、デンプンを糖に変える酵素が含まれます。サントリーでは二条大麦を使っています。
- トウモロコシ:バーボンやグレーンウイスキーの主な原料です。
- ライ麦:ライウイスキーの主な原料です。
- 小麦:グレーンウイスキーや、一部のバーボンに使われます。
水も大切な原料です。たとえば日本の表示基準では、日本国内で採水した水を使うことが条件です。
産地による違い
原料のルールは、産地ごとに決められています。
- スコットランド:水と大麦麦芽が基本です。ほかの穀物は、粒のまま加えることができます。
- アイルランド:大麦麦芽と未発芽の大麦をそれぞれ30%以上使う「ポットスチル」という区分があります。
- アメリカ:バーボンはトウモロコシ51%以上、ライウイスキーはライ麦51%以上です。コーンウイスキーはトウモロコシ80%以上です。
味への影響
アメリカでは、穀物の配合のことを「マッシュビル」と呼びます。同じバーボンでも、トウモロコシ以外にライ麦を使うか、小麦を使うかで、味わいの傾向が変わるとされます。ライ麦の代わりに小麦を使ったものは「ウィーテッド・バーボン」と呼ばれます。
Data — 基本データ
- 主な穀物
- 大麦(麦芽・未発芽)、トウモロコシ、ライ麦、小麦
- 関係する工程
- 製麦、粉砕、糖化
FAQ — よくある質問
原料(大麦・トウモロコシ・ライ麦など)のよくある質問
なぜ大麦を「麦芽」にして使うの?
麦芽には、デンプンを糖に変える酵素が含まれるからです。スコッチやアイリッシュの定義でも、麦芽の酵素で糖化することが条件になっています。
バーボンの原料は何?
アメリカの連邦規則で、トウモロコシを51%以上使うことが決められています。残りはライ麦や小麦、大麦麦芽などです。
Quiz — 理解度チェック
1 / 2スコッチのモルトウイスキーに使う穀物は?
全問正解で「原料(大麦・トウモロコシ・ライ麦など) マスター」のバッジ(シェア画像つき)