シェトランド諸島アイランズ

※ スコッチの地域の色分けは地図上の目安です。法律で決まった境界線を描いたものではありません。地図: Natural Earth(パブリックドメイン)のデータをもとに作成

REGION · 産地

アイランズ

Islands / あいらんず / 読了 2分

In a word — ひとことで言うと

アイラ島を除く、スコットランドの島々の蒸留所をまとめた呼び名です。法律で守られた地名ではなく、島々の多くは法律上ハイランドに含まれます。潮やピートを感じるものがあるとされます。

Quick 3 — 3秒でわかる

  1. アイラ以外の島々
  2. 法律上の地名ではない
  3. 多くはハイランド扱い

Body — くわしく

どんな場所?

「アイランズ」は、スコットランドの島々にある蒸留所をまとめた呼び名です。ただし、アイラ島は含みません。アイラ島は、それだけで一つの産地として扱われるためです。

よく名前が挙がる島は、スカイ島、オークニー諸島、ジュラ島、マル島、アラン島などです。このほか、ラッセイ島やハリス島などにも蒸留所があります。

法的な位置づけ

大事なのは、アイランズが法律で守られた地名ではないことです。Scotch Whisky Regulations 2009 で名前が守られているのは、次の5つだけです。

  • 地域(リージョン):ハイランド、ローランド、スペイサイド
  • 地区(ロカリティ):アイラ、キャンベルタウン

島々の多くは、法律上はハイランドに含まれます。スコッチ・ウイスキー協会(SWA)も、ハイランドは島々も含むと説明しています。SWAの2026年4月の地図でも、島の蒸留所はハイランドの一覧に載っています。

それでもウイスキーの解説では、島のウイスキーを「アイランズ」として別に紹介することがよくあります。本土のハイランドとは雰囲気が違うものが多い、と考えられているためです。

味の傾向

ウイスキー専門誌では、島のウイスキーに潮やピート、煙を感じるものがあるとされます。とはいえ、アイランズはもともと多くの島の寄せ集めです。島ごと、蒸留所ごとの差はとても大きいです。

たとえばオークニー諸島のハイランドパークは、軽めのピートとほのかな煙の香りを特徴としてうたっています。一方、アラン島のウイスキーは、専門誌で島のウイスキーとしては典型的ではない例に挙げられています。

主な蒸留所

  • タリスカー:スカイ島のカーボストにあり、1830年創業とされます。
  • ハイランドパーク:オークニー諸島のカークウォールにあり、1798年からの歴史をうたっています。
  • アラン(ロックランザ):アラン島の北部で、1995年に最初の蒸留を行いました。2019年には島の南部にラグ蒸留所が生産を始め、公式サイトでは2つの蒸留所を「ロックランザ」「ラグ」と呼び分けています。
  • そのほか:スキャパ、アイル・オブ・ジュラ、トバモリー、アイル・オブ・ラッセイ、アイル・オブ・ハリスなど

トバモリーでは、ピートを効かせた原酒を「レダイグ」という名前で出しています。

選び方のヒント

法律上、島々の多くはハイランドに含まれます。そのため、ラベルの地域名だけでは、島のウイスキーかどうか分からない場合があります。島のウイスキーを探すときは、地域名よりも蒸留所の場所を確かめるとよいでしょう。

Data — 基本データ

場所
アイラ島を除くスコットランドの島々。スカイ島、オークニー諸島、ジュラ島、マル島、アラン島、ラッセイ島、ハリス島など
主な蒸留所
タリスカー、ハイランドパーク、スキャパ、アイル・オブ・ジュラ、トバモリー、アイル・オブ・ラッセイ、アイル・オブ・ハリス、ロックランザ(アラン)
味の傾向
潮やピートを感じるものがあるとされる。ただし島ごと・蒸留所ごとの差が大きく、ひとまとめにはしにくい
法的な位置づけ
Scotch Whisky Regulations 2009 の法定地域ではない通称。島々の多くは法律上「ハイランド」に含まれる

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FAQ — よくある質問

アイランズのよくある質問

「アイランズ」はスコッチの正式な地域ですか?

いいえ。Scotch Whisky Regulations 2009 で名前が守られているのは、ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラ、キャンベルタウンの5つです。アイランズは便宜上の呼び名です。

では、島のウイスキーは法律上どの地域になるの?

アイラ島以外の島々の多くは、法律上はハイランドに含まれます。スコッチ・ウイスキー協会(SWA)も、ハイランドは島々も含むと説明しています。

アイラ島はアイランズに入りますか?

入りません。アイラ島は法律で名前が守られた「地区(ロカリティ)」として、別に扱われます。

Quiz — 理解度チェック

1 / 2

「アイランズ」の法律上の扱いとして正しいのは?

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