※ スコッチの地域の色分けは地図上の目安です。法律で決まった境界線を描いたものではありません。地図: Natural Earth(パブリックドメイン)のデータをもとに作成
REGION · 産地
ローランド
Lowland / ろーらんど / 読了 2分
In a word — ひとことで言うと
スコットランド南部のスコッチの地域です。軽やかでやわらかい味わいのものが多いとされ、3回蒸留の伝統でも知られます。近年は新しい蒸留所が増えています。
Quick 3 — 3秒でわかる
- スコットランド南部
- 軽くやわらかい傾向
- 3回蒸留の伝統
Body — くわしく
どんな場所?
ローランドは「低地」という意味で、スコットランドの南部にあたる地域です。エディンバラやグラスゴーといった大きな都市も、この地域に入ります。
Scotch Whisky Regulations 2009 では、ローランドは名前が守られた「地域(リージョン)」の一つです。範囲は、法律で決められた境界線より南のスコットランドです。SWAは、境界線をおおまかに「ダンディーとグリーノックを結ぶ線」と説明しています。
味の傾向
ローランドのウイスキーは、軽やかでやわらかいものが多いとされます。ウイスキー専門誌では、次のような言葉で表現されることがあります。
- 甘く、草や花のような香り
- やわらかく、繊細な口当たり
- 軽めのボディ(飲みごたえ)
伝統的に、ピートを使わないものが多いとされます。
3回蒸留の伝統
多くのスコッチは、ポットスチル(単式蒸留器)で2回蒸留します。一方、ローランドでは3回蒸留が伝統とされてきました。蒸留の回数が多いほど、軽やかな原酒になりやすいとされます。
いまも3回蒸留で知られるのがオーヘントッシャンです。また、1993年に操業を止めたローズバンクは、2023年6月に最初の樽詰めを行い、2024年に正式に再開しました。ローズバンクも3回蒸留を行っています。
主な蒸留所
- オーヘントッシャン
- グレンキンチー
- ローズバンク
- ブラドノック
- アイルサベイ
- リンドーレス・アビー
- キングスバーンズ
- アナンデール
ローランドでは近年、新しい蒸留所が大きく増えています。スコッチ・ウイスキー協会(SWA)も、この地域で新しい蒸留所が増えていることを紹介しています。2026年4月のSWAの地図には、ローランドのモルト蒸留所が20カ所を超えて載っています(グレーン蒸留所は別の一覧)。
選び方のヒント
軽やかで飲みやすいスコッチを探している人は、ローランドから試すのも一つの方法です。ただし、蒸留所によって造り方はさまざまです。ラベルや紹介文で、蒸留の回数やピートの有無を確かめるとよいでしょう。
Data — 基本データ
- 場所
- スコットランドのうち、法律で決められたハイランドとの境界線より南の地域。エディンバラやグラスゴーを含む
- 主な蒸留所
- オーヘントッシャン、グレンキンチー、ローズバンク、ブラドノック、アイルサベイ、リンドーレス・アビー、キングスバーンズ、アナンデール
- 味の傾向
- 軽やかでやわらかく、草や花のような香りのものが多いとされる。伝統的にピートは使わないものが多い
- 法的な位置づけ
- Scotch Whisky Regulations 2009 で名前が守られた「地域(リージョン)」
FAQ — よくある質問
ローランドのよくある質問
ローランドのウイスキーは、なぜ軽やかと言われるの?
伝統的に3回蒸留が行われてきたことや、ピートを使わないものが多いことが理由に挙げられます。ただし、蒸留所によって造り方はさまざまです。
いまも3回蒸留をしている蒸留所はありますか?
オーヘントッシャンが3回蒸留で知られます。2023年6月に最初の樽詰めを行い、生産を再開したローズバンクも、3回蒸留を行っています。
ローランドの蒸留所は少ないの?
いいえ。近年は新しい蒸留所が大きく増えています。スコッチ・ウイスキー協会(SWA)の2026年4月の地図には、ローランドの蒸留所が20カ所を超えて載っています。
Quiz — 理解度チェック
1 / 2ローランドの伝統として知られる蒸留の回数は?
全問正解で「ローランド マスター」のバッジ(シェア画像つき)