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ピート
Peat / ぴーと / 読了 1分
In a word — ひとことで言うと
湿地で植物が長い年月をかけて積み重なり、分解しきらずに残ったもの(泥炭)。麦芽を乾かす燃料に使うと、ウイスキーに煙のような香りが付きます。
Quick 3 — 3秒でわかる
- 植物が積もった泥炭
- 焚いて麦芽を乾かす
- 煙の香りのもと
Try it — ピートの強さを比べる
INTERACTIVEつまみを動かすと、その強さに近い銘柄と、スモーキー感のイメージが変わります。
近い銘柄:001 ジェムソン スタンダード →
目印はコダマが飲んだ銘柄の図鑑のスコアです(0〜5)。
Body — くわしく
どういう意味?
ピートは、日本語で「泥炭(でいたん)」といいます。寒い地域の湿地で、コケや草、ヒースなどの植物が積もってできたものです。水びたしで酸素が少ないため、植物は分解しきらずに残ります。とてもゆっくり積もり、1年に約1mmほどとされます。厚さ1フィート(約30cm)になるのに約300年かかる計算です。乾かすと燃料として燃やせます。
ウイスキーでどう使われる?
ピートが登場するのは「製麦(せいばく)」の工程です。大麦を水にひたして発芽させたあと、熱で乾かして成長を止めます。このとき燃料にピートを焚くと、煙が湿った麦芽に吸いこまれます。ラフロイグのように、ピートだけを燃料にする蒸留所もあるとされます。多くは、ほかの燃料と組み合わせて煙の量を調整しています。
味や香りへの影響
ピートの煙には、フェノール類と呼ばれる成分がふくまれます。これが麦芽に付き、蒸留や熟成をへても香りとして残ります。よく「スモーキー」「薬品のような」「たき火のような」と表現される香りです。どれくらい香りが付いたかは、麦芽のフェノール値(ppm)で目安が示されます。ピートを使わない「ノンピート」のウイスキーも多くあります。
どこのピートが使われる?
代表的なのはスコットランドで、特にアイラ島のウイスキーはピートの香りで知られます。同じピートでも、産地によって元になる植物がちがいます。そのため、焚いたときの香りの成分の割合も変わるとされます。ピートを使ったウイスキーは、アイルランドや日本、アメリカなど、スコットランド以外の各地でもつくられています。
Data — 基本データ
- 正体
- 湿地にたまった植物(コケ・草・ヒースなど)が分解しきらずに積もったもの
- 使われる工程
- 製麦(麦芽を乾かす工程)
- 香りの目安
- フェノール値(ppm)で表される
Taste it — 飲んで確かめる — スモーキー感の弱い順
/ 5- 006フォアローゼズ0
- 007カナディアンクラブ0
- 012メーカーズマーク0
- 013バッファロートレース0
- 014ジャックダニエル0
- 015コンパスボックス オーチャードハウス0
- 001ジェムソン スタンダード1
- 002ブッシュミルズ オリジナル1
- 003ザ・バスカー1
- 005イチローズモルト ホワイトラベル1
- 008ソガイニ1
- 004ジョニーウォーカー レッドラベル3
- 009ボウモア 12年3
- 011ラフロイグ 10年4
- 010アードベッグ 10年4.5
スコアはコダマの評価(5点満点)。図鑑の銘柄ページで感想と動画を見られます。
FAQ — よくある質問
ピートのよくある質問
ピートとスモーキーは同じ意味ですか?
ピートは燃料そのもの、スモーキーは香りの表現です。ピートを焚いた煙で麦芽を乾かすと、その結果としてスモーキーな香りが生まれます。
ピートは樽の中に入れるのですか?
いいえ。ピートを使うのは、発芽させた大麦を乾かす工程です。樽の中にピートを入れるわけではありません。
日本のウイスキーでもピートは使われますか?
使われています。サントリーの白州など、スモーキーな香りが特長として紹介される銘柄もあります。スコットランドからピートやピートを焚いた麦芽を輸入して使う場合もあるとされます。
Quiz — 理解度チェック
1 / 2ウイスキーのスモーキーな香りは、主に何から来る?
全問正解で「ピート マスター」のバッジ(シェア画像つき)