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ポットスチル(単式蒸留器)
Pot Still / ぽっとすちる / 読了 1分
In a word — ひとことで言うと
1回ずつ仕込んで蒸留する、銅製の釜型の蒸留器。モルトウイスキーづくりの中心となる道具で、ふつうは2回の蒸留でアルコールを濃くしていきます。
Quick 3 — 3秒でわかる
- 1回ずつ蒸留する釜
- 多くは銅でできている
- 形で原酒の性格が変わる
Body — くわしく
どういう意味?
ポットスチルは、日本語で「単式蒸留器」と呼ばれる蒸留の道具です。大きな釜に発酵させた液(もろみ)を入れて温め、出てきた蒸気を冷やしてお酒を集めます。
1回の蒸留が終わったら、釜を空にして次の分を入れます。このように区切って作る方法を「バッチ式」といいます。
どうやって使われる?
多くの蒸留所では、ポットスチルを2回使います。1回目は「初留」、2回目は「再留」と呼ばれます。
1回目でできる液のアルコール度数は約20%とされます。2回目では、さらに濃い原酒ができます。2回目の最初と最後に出てくる部分はよけて、真ん中の「ハート」だけを樽に詰めます。
スコットランドの法律では、シングルモルトスコッチはポットスチルで蒸留すると決められています。
形や材質でどう変わる?
ポットスチルの多くは銅でできています。銅には、好ましくない硫黄の香りを減らす働きがあるとされます。
形も蒸留所ごとにさまざまです。首が高く細いものは、軽い成分だけが上まで届くため、軽やかな原酒になりやすいとされます。首が短く太いものは、重くオイリーな原酒になりやすいといわれます。
ラベルや見学での見分け方
ラベルに「ポットスチル」と書かれることは多くありません。ただスコッチで「シングルモルト」とあれば、法律上ポットスチルで作られた原酒です。蒸留所を見学すると、形の違うポットスチルが並ぶ様子を見られることがあります。
Data — 基本データ
- 主な材質
- 銅
- 主な用途
- モルトウイスキー(スコットランド、アイルランド、日本など)
- 蒸留の回数
- 2回が多い(3回の例もある)
FAQ — よくある質問
ポットスチル(単式蒸留器)のよくある質問
ポットスチルは何回使って蒸留するの?
多くは2回です。1回目の釜と2回目の釜を使い分けます。3回蒸留する例もあります。
なぜ銅でできているの?
銅は発酵でできる硫黄の成分と反応して、好ましくない香りを減らすとされます。
連続式蒸留機とは何が違う?
ポットスチルは1回ずつ区切って蒸留します。連続式は原料を流し続けながら蒸留でき、より高い度数まで上げられます。
Quiz — 理解度チェック
1 / 2スコッチの「シングルモルト」に法律で使うことが決められている蒸留器は?
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